パッシブセーフティ・アプリケーション、VDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)における活用事例[6in1センサ]

パッシブセーフティ、VDCにおける6in1センサの活用ポイント

  • 安定の温度特性により、正確な車両動作検知情報をパッシブセーフティアプリケーションに提供、車両へのECUの搭載位置においても高い自由度を提供。
  • 強い振動環境下においても、ノイズ影響の少ないデータを出力、乗用車だけでなく、商用車や作業車両、二輪車等幅広い車両で使われるパッシブセーフティアプリケーションやVDCアプリケーションに同一品番で対応可能。
  • 6軸1チップ化により、横滑り防止制御や横転制御、エアバッグ開閉制御などを統合して1ECUにて行うことが可能。
    業界最小レベルのサイズ(当社調べ)6軸機能安全付きセンサーで省スペース、低コスト化も可能。
パッシブセーフティ・アプリケーション、VDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)イメージ

パッシブセーフティ、VDCへの6in1センサの採用効果

効果① : 安定の温度特性で正確な加速度・角速度のデータの出力

幅広い動作保証温度範囲(-40℃~125℃)の中で安定的なデータ出力を行う6in1センサから得られる車両動作検知情報をギア情報、ステアリング情報、アクセル開度などと合わせて、トルクコントロールやギアシフトシナリオ設定に役立てることが可能。
また、そのような動作保証温度範囲から、ECUの車両への搭載位置において高い自由度を提供できます。

【ポイント】

  • 幅広い動作保証温度範囲及び温度特性の良さから得られる安定したデータを8kHzの通信速度で出力でき、パッシブセーフティアプリケーションやVDCアプリケーションのような即時性を要するアプリケーションに向いたセンサーです。

効果② : 振動耐性で正確な加速度・角速度のデータを取得、画像処理やマップ内での自車の動きの情報処理を補助

商用車や二輪用のように、激しい振動環境下においても振動の影響を殆ど受けない堅牢性があるため、様々な車両のパッシブセーフティアプリケーションやVDCアプリケーションに使用でき、乗用車・商用車・二輪用システムにおいて市場実績があります。

【ポイント】

  • 商用車や重機のような強振動環境下でも、センサーデータへの振動の影響が小さいため、様々な種類の車両でのパッシブセーフティアプリケーションや車両動作制御に向いているセンサーです。

効果③ : 6軸検知の1チップ化と機能安全の両立を実現

パナソニックの6in1センサは、1チップMEMSの中に搭載されている3軸加速度センサ、3軸ジャイロセンサの計6軸全てに診断機能が搭載され、センサ1チップでASIL-B(D)に準拠しており、横滑り防止機能と横転防止機能などパッシブセーフティ・アプリケーションやVDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)への使用に適したセンサーです。
また、それら複数の機能安全を要求されるアプリケーション同士の1 ECUへの統合化において、省センサー化による省スペース・省コスト化に活用できます。

【ポイント】

  • 6軸1チップ機能安全付きセンサで業界最小レベルのサイズを実現(当社調べ)。省スペース化、取り付け位置自由度向上やBOMコスト削減に貢献できます。

↑ページトップへ戻る