自動運転鉄道システムにおける6in1センサの活用ポイント
- 機能安全準拠の車載用センサー搭載でBOMコスト削減
- 商用車・二輪車・建機のような強振動環境下でも使える振動特性
- 省スペース、1チップでの6軸検知による搭載自由度
自動運転鉄道システムへの6in1センサの採用効果
効果① : 車載品質と機能安全準拠のセンサーを鉄道車両制御システムに転用し、BOMコスト削減
鉄道システムには、鉄道システム向けのSIL(Safety Integrity Level)がありますが、車載用の機能安全準拠のセンサーであれば転用することができます。そして、車載用のセンサーを使うことで、性能、品質を担保しつつ、従来よりもBOMコストを下げることが可能になります。
【ポイント】
- 車載用機能安全準拠のセンサーである6in1センサを搭載することでシステムのBOMコストを下げることが可能。
※ASIL-B(D)から該当のSILへの変換についてはお客様側でご対応いただくことになります。
効果② : 高い振動特性により、強振動環境下でも列車の挙動を検知
6in1センサは二輪車、商用車のシステムのような強い振動を受けるようなシステムにおいても用いられ、同じように強い振動の発生下でも外乱の影響をほとんど受けずに車両の挙動を検知する必要のある、自動運転鉄道のカーブ検知においても使われております。
【ポイント】
- 高い振動特性により、鉄道においても列車や各車両の挙動検知が可能。
効果③ : 6軸検知により取り付け位置自由度を向上
パナソニックの6in1センサは、1チップで6軸全ての検知が可能なため、車両制御機器の基板上に高い自由度で搭載できます。 また、各車両においてモーションを検知する場合にも6in1センサの省スペースなサイズ(4.5mm * 4.5mm * 1.1mm)により搭載位置の自由度を提供できます。
【ポイント】
- 6軸1チップ機能安全付きセンサで業界最小レベルのサイズを実現(当社調べ)。取り付け位置自由度向上やBOMコスト削減に貢献