サージ電圧発⽣要因別に適⽤事例・選定例を⽰します。
カタログ、仕様書に記載の使⽤上の注意事項と合わせて検討を⾏います。
電源サージ対策
電源線を経由し侵⼊するサージ電圧の吸収には電源線間に“ZNR”を挿⼊する⽅法と電源線間及び電源線―⼤地間に“ZNR”を挿⼊する⽅法があります。
また、機器の電源電圧により適⽤する“ZNR”のバリスタ電圧の値が異なりますので、下記の表に従って選定する必要があります。
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誘導性負荷開閉サージ対策
電源回路にトランス、リレー、モーターなど誘導性負荷を接続すると、スイッチの遮断時には⼤きな逆起電⼒が発⽣します。
スイッチの遮断時毎に発⽣するため頻度も多く、また逆起電⼒によるサージ電圧のピーク値も⼤きく、電⼦機器のIC、トランジスタなどの破壊を招く原因となります。
⼜、このサージ電圧は機器のスイッチの接点⽕花としても観察され、スイッチの接点の摩耗や融着などのトラブルの原因となります。
サージ電圧の吸収には誘導性負荷の両端に“ZNR”を挿⼊することが基本となります。
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アプリケーション別事例集
下記項目をクリックすると、それぞれの詳細情報が表示されます。