回答
ZNRの故障判定はバリスタ電圧を測定することにより可能です。
バリスタ電圧は、定電流電源にてDC1mA,1秒以内をZNRに通電し、通電時のバリスタの端子電圧を測定することで得られます。測定に際しては、他の部品に影響されないように、基板から取り外して測定する必要があります。
使用前後のバリスタ電圧を比較して使用後の変化率が±10%を超えると劣化故障と判定できますが、通常は初期値がわからないため変化率の計算は困難です。
初期値がわからない場合は、使用後のバリスタ電圧が規格値の上下限よりも更に10%以上外れている場合に故障と判定できます。
但し、判定精度は低くなります。
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