セットの高電力化に伴う、発熱抑制対策

 

熱対策ソリューション

セットの高電力化に伴う、発熱抑制対策

車内スマホ写真

車載用USB電源では、接続する機器の高機能化に伴い、要求される電力量が増加しています。
接続する機器の高機能化に伴い、車載用USB電源に使用する部品は高電力・大電流が要求されています。
しかし電力量の増加はインダクタに対する負荷が増え、発熱量や輻射ノイズが増加することから、周辺機器に与える影響が大きく、インダクタの見直しが必要となっています。
パナソニックは、メタルコンポジットタイプの車載用パワーインダクタの使用を提案しています。
発熱抑制と輻射ノイズ抑制に対応可能なインダクタを提案させて頂くことで、セットの高電力化に貢献します。

メタルコンポジットタイプの特徴

パナソニックのMCタイプは独自の金属磁性材により、高電力に有利です。

パナソニックのMCタイプ断面図(材料の特性)
メタルコンポジットタイプの特徴
  • 金属磁性材は優れた熱安定性を示す
  • 磁気飽和性に優れる Ex. フェライトコア=0.4T → 金属系=1.5T以上(約4倍)
    従って、磁気飽和しにくい
  • 200℃以上の耐熱性を有する、高耐熱バインダー樹脂を使用しているため、
    耐熱性が高く、信頼性に優れる。

高周波特性に対する優位性(発熱抑制)

フェライトタイプで使用されているフェライト材に比べ、MCタイプは磁気飽和特性に優れ、エネルギーの損失の低い金属磁性材が使用されています。
それにより高周波帯域でも熱損失が少なく、発熱抑制に貢献することができます。

高周波特性に対する優位性(発熱抑制)

車載用パワーインダクタ

・耐熱性:150℃/2,000h
・耐寒性:-40℃/2,000h
・耐熱衝撃:-40~150℃/2,000cycle

車載用パワーインダクタ