セットの高電力化に伴う、輻射ノイズ抑制対策

 

ノイズ対策ソリューション

セットの高電力化に伴う、輻射ノイズ抑制対策

車内スマホ写真

車載用USB電源では、接続する機器の高機能化に伴い、要求される電力量が増加しています。
接続する機器の高機能化に伴い、車載用USB電源に使用する部品は高電力・大電流が要求されています。
しかし電力量の増加はインダクタに対する負荷が増え、発熱量や輻射ノイズが増加することから、周辺機器に与える影響が大きく、インダクタの見直しが必要となっています。
パナソニックは、メタルコンポジットタイプの車載用パワーインダクタの使用を提案しています。
発熱抑制と輻射ノイズ抑制に対応可能なインダクタを提案させて頂くことで、セットの高電力化に貢献します。

メタルコンポジットタイプの構造

パナソニックのMCタイプは、一体成型による高信頼性構造を実現しています。

一体成型による高信頼性構造
メタルコンポジットタイプの構造 MCタイプメタルコンポジットタイプの構造 フェライトタイプ

漏洩磁束に対する優位性(輻射ノイズ抑制)

フェライトタイプは接着組立構造(エアギャップあり)であるのに対し、MCタイプは一体成形構造(エアギャップなし)。
この違いにより、フェライトタイプは組立のギャップ部から、強い漏洩磁束(輻射ノイズ源)が発生します。
これに対し、MCタイプは一体成形構造により全体が磁性材で覆われているため、フェライトタイプに比べて集中した漏洩磁束は発生しない、つまり輻射ノイズ抑制に貢献できます。

高周波特性に対する優位性(発熱抑制)

車載用パワーインダクタ

・耐熱性:150℃/2,000h
・耐寒性:-40℃/2,000h
・耐熱衝撃:-40~150℃/2,000cycle

車載用パワーインダクタ