2008年3月5日パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社携帯電話など移動体通信機器のキー操作部の入力デバイス
「ライトガイドフィルム付きタクティールシート」を製品化 厚み0.2mmと薄形ながら優れた操作感触を実現
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社[社長:小林 俊明]は、移動体通信機器向け「ライトガイドフィルム[1] 付き タクティールシート[2] 」を製品化しました。
| 製品名 | ライトガイドフィルム付きタクティールシート |
|---|---|
| タイプ名 | ESPタイプ |
| サンプル価格・量産価格 | 仕様・数量により異なるため個別調整 |
| サンプル対応時期 | 2008年6月 |
| 量産対応時期 | 2008年9月(予定) |
| 月産数量 | 350万個/月(2008年9月時点) |
移動体通信業界では、セットの多機能化、小型・薄型化を背景に、キー操作部の入力デバイスである「タクティールシート」には薄形で好操作感触、また、キー操作部の均一照光が望まれています。当社では、これらのニーズにお応えする入力デバイス「ライトガイドフィルム付きタクティールシート」を製品化しました。
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【用途】
移動体通信機器(携帯電話、PDA、スマートフォン他)
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社 機構部品ビジネスユニット 技術第3グループ(パナソニック エレクトロニックデバイス津山株式会社内) 氏名:瀬良 直樹 電話:0868-26-3791 FAX:0868-26-5609 ホ−ムペ−ジURL:http://www.panasonic.co.jp/ped/
【特長の詳細説明】
1.薄形で好操作感触を実現
セットの多機能化、小型・薄型化を背景に、「タクティールシート」にも薄形で好操作感触が要求されています。しかしながら、良好な操作感触を得るために必要なスイッチストロークの制約から、「タクティールシート」単独での薄形化には限界がありました。そこで、機器のキー操作用スイッチ部に不可欠である照光機能に着目し、セット側で必要な導光板の代わりとなる「ライトガイドフィルム」を新たに開発、これを「タクティールシート」と一体化しました。これにより、導光板使用の場合と比べ、薄形化を実現しました。また「タクティールシート」と他のフィルムを一体化した場合、操作感触が低下するという課題解決のために、特性的に最適な軟性フィルム材料(ウレタンフィルム)を選定、当社独自の印刷技術を活かし、従来のタクティールシート同等の好操作感触を確保しました。これにより、セットの薄型化、好操作感触に貢献します。
2.キー操作部の高輝度・均一照光を実現
従来の照光方法は、セット側で「タクティールシート」上へ樹脂成形の導光板を設置、またシリコン製キーシートでLED光を拡散させていますが、導光板のスペース確保やキーシートを厚く設計しなければならない等の課題がありました。またLEDは上方向へ光るタイプを使用する為、LEDのすぐ上の部分が極端に明るくなり均一照光が困難でした。今回、高透明ウレタンフィルムと新開発の光拡散インクを採用、光学シミュレーション技術により光拡散処理(ドットパターン)の最適化を図り、高精度スクリーン印刷技術を駆使することで、高輝度かつ均一性の高い「ライトガイドフィルム」の開発に成功しました。当社で「タクティールシート」と一体化し提供するため、セット側での導光板設計やアッセンブルが不要で、キー操作部の入力デバイスの高輝度・均一照光を実現、またLED使用数削減、低電流化に貢献できます。
【基本仕様】
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 動作力 | 1N、1.35N、1.6N、2N |
| フィルム厚 | 0.125mm 〜 0.2mm |
| 平均輝度(キーシート無し時) | 30カンデラ/m2 〜 60カンデラ/m2(*参考値) |
| 輝度均一性(キーシート無し時) | 輝度 Max./Min.<3(*参考値) |
| 動作寿命 | 100万回 |
| (*:LED仕様・配置、製品形状、発光エリア等による) |
【用語説明】
- [1] ライトガイドフィルム
- 透明度の高いフィルム(ウレタンフィルム)で、外形の端面からLED等を光源とする光を入光し、フィルム表面に施された光拡散処理によって、必要な部分のみ光をフィルムに対して垂直方向へ反射させて発光させる機能を持つ。
- [2] タクティールシート
- 移動体通信機器のキー操作部の入力デバイス。ベースシートと呼ばれる粘着剤付きフィルムに、接点となるドーム形状のダイアフラムを固定したもので、スイッチ機能を持つ。「タクティールシート」は当社の登録商標で、一般的には「ドームシート」、「キーシート」などと呼ばれる。
以上
