Industrial Solutions
2007年6月25日
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社

「3216高電力チップ固定抵抗器
(長辺電極タイプ)」を製品化

3216高電力チップ固定抵抗器(長辺電極タイプ) (約171KB)

新製品

パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社[社長:小林 俊明]は、ECU、エアバック等の電装分野の回路設計に最適な「3216高電力チップ固定抵抗器(長辺電極タイプ[1])を製品化しました。

製品名 3216高電力チップ固定抵抗器(長辺電極タイプ)
シリーズ名 ERJB2シリーズ
サンプル開始時期 2007年7月
量産開始時期 2007年8月
サンプル価格 10円/個(5mΩ〜200mΩ)
8円/個(220mΩ〜9.1Ω)
5円/個(10Ω〜1MΩ)
月産数量 500万個/月

当社では、現在、電装分野に最適な「高電力チップ固定抵抗器(長辺電極タイプ)」の6432(縦6.4mm×横3.2mm×高さ0.55mm)サイズ 並びに 5025(縦5.0mm×横2.5mm×高さ0.55mm)サイズを製品化しています。今回、市場のニーズにお応えするため、高い接続信頼性とさらなる小形化を実現した3216(縦3.2mm×横1.6mm×高さ0.55mm)サイズを製品化、新たにラインナップ拡充を図りました。現行の6432、5025サイズに加え幅広い品揃えを図ってまいります。


特長

1.長辺電極構造の採用により、優れた接続信頼性を実現

2.小形で高電力対応(3216サイズで定格電力0.5W)

当社従来品(※):5025サイズで0.5W対応

3.低抵抗を実現(3216サイズで抵抗値5mΩまで)

当社従来品(※):3216サイズで抵抗値10mΩまで
(※)当社従来品:一般チップ固定抵抗器(短辺電極タイプ[2] )

【用途】

ECU(Electronic Control Unit)、エアバック等の電装分野の回路設計用途、各種機器の電源回路用途、各種機器の電流検出用途


問合せ
パナソニック エレクトロニックデバイス(株) 回路部品ビジネスユニット
 技術1グループ 開発2チーム  有賀、井関
  直通:0776-56-8033 FAX:0776-56-3114
  ホ−ムペ−ジURL:http://www.panasonic.co.jp/ped/


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【特長の詳細説明】

1.長辺電極構造の採用により、優れた接続信頼性を実現

温度変化が激しい環境下では、プリント配線板の膨張/収縮によるはんだ接合部へのストレスが生じるため、従来のチップ固定抵抗器(3216サイズ以上、短辺電極タイプ)では、温度急変環境ではんだ接合部が断線しやすいという課題がありました。
このような中、特に電装分野からは、温度急変環境であっても高いはんだ接続信頼性をもつ抵抗器が要望されています。これにお応えするために、当社独自の『長辺電極構造』を採用、短辺電極構造に比べ、はんだ接合間(電極と電極との間)の距離が短くなるため、温度が変動した場合でも、抵抗器とプリント配線板を接続するはんだ部に加わる力(ストレス)を小さくできます。また、はんだ部分の接合面積が大きく取れるため、温度急変時であっても、抵抗器とプリント配線板の優れた接続信頼性を実現、電装分野に最適な製品としてお客様へご提供してまいります。

2.小形で高電力対応(3216サイズで定格電力0.5W)

定格電力0.5W対応のチップ固定抵抗器は、5025サイズの短辺電極タイプが主流ですが、市場からは、さらなる小形化が要望されています。このような中、当社では、電力負荷を製品全体に分散させる当社独自の『分割抵抗体構造』を採用しました(当社従来品:単一抵抗体構造)。また特長1で述べた『長辺電極構造』は、抵抗体で発生した熱の放熱性を良くする特長があり、今回、3216サイズでありながら定格電力0.5W対応を実現しました。これにより、高電力ニーズの要求が強い電装分野や、各種機器の電源回路等に最適で、電子機器の小型化にも貢献することができます。

3.低抵抗を実現(3216サイズで抵抗値5mΩまで)

各種機器の電源回路等の電流検出用途の抵抗器では、抵抗器の電力消費を低減するために、さらなる低抵抗化が要望されています。今回、抵抗器内部で複数の抵抗素子を並列接続できる『長辺電極構造』の採用で、3216サイズで5mΩという低抵抗領域まで対応(当社従来品:抵抗値10mΩまで)、低抵抗のニーズの要求が強い各種機器の電源回路の電流検出用途等に最適な製品です。

【基本仕様】

※TCR(Temperature Coefficient of Resistance):抵抗温度係数

【用語説明】

[1] 長辺電極タイプ

通常のチップ固定抵抗器は短辺側に電極を設けているが、長辺側に電極を形成した「長辺電極構造」の抵抗器のこと(下図 ご参照)。
本構造により、温度急変時であっても、抵抗器とプリント配線板の接続信頼性に優れるとともに、抵抗体で発生した熱の放熱性を良くする効果をもつ。

[2] 短辺電極タイプ

短辺側に電極を形成した「短辺電極構造」をもつ通常のチップ固定抵抗器のこと(下図 ご参照)。



以上