Industrial Solutions
2007年3月19日
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社

外形60mm、内径40mmで操作パネルのツマミ大径化に対応

「60/40形 センタースペースエンコーダ」を製品化

滑らかな回転感触で優れた操作性を実現

「60/40形 センタースペースエンコーダ」を製品化 (約194KB)

新製品

パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社[社長:北代 耿士]は、カーエアコン用温度コントロール、カーオーディオ用音量コントロールなどのカーエレクトロニクス向け操作デバイスとして、「60/40形センタースペースエンコーダ[1] 」を製品化しました。

製品名

60/40形センタースペースエンコーダ

タイプ名

EVQ V0タイプ

サンプル価格・量産価格

仕様・数量により異なるため個別調整

サンプル対応時期 2007年4月
量産対応時期 2007年9月
月産数量 5万個/月

カーエレクトロニクス業界では、安全性と操作性の向上を背景に、操作パネルのツマミを大径化し、温度コントロールなどを1箇所で操作する集中コントロール方式のデザインが増加傾向にあります。このような中、市場からは外形寸法は大きく、また他のスイッチやLEDを設置しやすい内径40mm程度のインクリメンタルエンコーダ[2] が求められています。今回、当社ではこれらの要望に応える外径60mm、内径40mmの「60/40形センタースペースエンコーダ」を製品化、サンプル対応を開始します。



特長

1.独自の接点板形状により外形60mm、内径40mmで高信頼性を実現

2.滑らかな回転感触で操作性を向上

3.シャフトガタ[3] の防止で高品位を実現

【用途】

カーエアコン用温度コントロール、カ−オ−ディオ用音量コントロール 他


問合せ
パナソニック エレクトロニックデバイス津山(株)
 技術第3グループ インプットデバイス設計チーム 橋本 幸夫
 電話:0868-26-3791  FAX:0868-26-5609
 ホ−ムペ−ジURL:http://www.panasonic.co.jp/ped/


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【特長の詳細説明】

1.独自の接点板形状により外形60mm、内径40mmで高信頼性を実現

エンコーダは、エンコーダパルス[4] を出力するために、金属性の接点板をシャフト(操作軸)に樹脂でインサート成形し、その接点板上をブラシが摺動する構造です。今回、樹脂の熱収縮による影響を緩和させる独自の接点板構造を開発、温度上昇が想定される自動車内などの環境下でも、さらに高い信頼性を得ることができます。また、新構造の採用により、外形60mm、内径40mm(当社従来品 外形27mm、内径18mm)を実現、操作パネルのツマミの大径化とともに他のスイッチやLEDの設置スペース確保に貢献できます。

2.滑らかな回転感触で操作性を向上

エンコーダの回転動作の感触は、シャフト(操作軸)のクリック[5] 部をクリックバネ[6] が摺動することで得られます。本製品では、滑らかなクリック感触を得るために、金属製のクリックバネに樹脂製の先端部分を取り付けることで、摺動音の小さい滑らかな回転感触を実現、操作性を向上させました。

3.シャフトガタの防止で高品位を実現

シャフト(操作軸)のガタツキは、シャフトとケースの嵌合部の隙間寸法の大小により決まります。本製品では、シャフトとケースの嵌合部の隙間寸法を狭めることを容易にし、シャフト(操作軸)のガタツキを抑さえ込める構造を採用しました。これにより、高級感を意識させる高品位で滑らかな回転感触を実現しました。

【基本仕様】

項目

仕様

回転角度 360°
回転トルク 35mNm±50%
クリック点数 30クリック
分解能 15パルス
軸ガタ ±0.25mm以内
動作寿命 3万回往復以上

【用語説明】

[1] エンコーダ

ONとOFFの電気信号が出る回転形のスイッチです。

[2] インクリメンタルエンコーダ

軸を360°回転させると、A相とB相からONとOFFの波形が出力されます。
時計方向と反時計方向に回すことで、出力される信号が異なり、温度や音量をアップしたりダウンしたりします。

[3] シャフトガタ

シャフト(操作軸)のガタツキのことです。

[4] エンコーダパルス

ONとOFFの矩形波のことです。

[5] クリック

シャフト(操作軸)がもつ山谷形状のことで、軸を回転させた時に発生する節度感を出す役割があります。

[6] クリックバネ

シャフト(操作軸)のクリック部を摺動し、回転動作の感触を得るための構成部品のことです。


以上