2007年3月8日パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社業界最高の感度でワンセグ放送を安定受信
「ワンセグ放送受信用 地上デジタルチューナモジュール」を
製品化業界初 チューナ部 2個と復調LSI 1個のワンパッケージ化で高感度と小型を両立
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社[社長:北代 耿士]は、モバイル用途に適した業界最高感度・低消費電力・小型サイズを実現した国内地上デジタル放送の「ワンセグ放送[1] 受信用地上デジタルチューナモジュール[2]」を製品化しました。
| 製品名 | ワンセグ放送受信用 地上デジタルチューナモジュール |
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| 品番(タイプ名) | CTMW02 |
| サンプル価格 | 15,000円/個 |
| サンプル対応時期 | 2007年4月 |
| 量産対応時期 | 2007年8月 |
地上デジタル(ワンセグ)放送が視聴可能なモバイル端末に使用されるチューナモジュールには、更なる小型・低消費電力化・高性能化が大きく期待されています。このような中、当社では、ダイバーシティ受信方式[3] をワンパッケージで実現、消費電力の低減化を図りながら業界最高感度の「地上デジタルチューナモジュール」を製品化しました。
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1.新回路アーキテクチャ[4] 採用による受信性能の大幅向上を実現
2.モバイル機器に適した低消費電力化を達成
3.ダイバーシティ方式を小型モジュールサイズで実現
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(※2) 当社「ワンセグ放送受信対応 地上デジタルチューナモジュール(CTM-01)」
(※3) 2007年3月8日現在 「ワンセグ放送受信用チューナモジュール」として(当社調べ)
【用途】
国内地上デジタルの「ワンセグ放送」受信対応モバイル端末機器用
(携帯電話、PDA、ポータブルAV他)
パナソニック エレクトロニックデバイス(株) モジュールビジネスユニット チップチューナ事業グループ マーケティングチーム 星山 直樹 電話:(0585)36-2317 FAX:(0585)36-2304 ホ−ムペ−ジURL:http://www.panasonic.co.jp/ped/
【特長の詳細説明】
1.新回路アーキテクチャ採用による受信性能の大幅向上を実現
ワンセグ放送サービス開始以降、初期の製品は、まずサービスエリア内において受信可能であることが要求されてきました。しかしながら、サービスエリアの拡大、更には、モバイル機器画面の高画質化に伴い、更なる高感度化が要求されています。これらの要望にお応えするため、今回当社では新回路アーキテクチャ採用により新しくダイバーシティ方式の開発に成功しました。具体的には受信用に新開発の「チューナRF IC」 2個と、そのキャリア[5] を合成する「OFDM[6] 復調LSI」1個を採用しました。この方式の特長は、2系統のアンテナで受信した各キャリアを合成し、入力される映像信号レベルをより高く保つことができるとともに、必要のない雑音のレベルはそのまま維持させることで映像信号の所要C/N[7] 特性を向上しています。これにより、業界最高の受信感度特性を実現(ダイバーシティ動作時:-112dBm 当社従来品比 4dB改善)しました。信号の弱いサービスエリア内での受信、更には、移動時の受信性能改善が図れ、モバイル端末機器の安定受信に貢献します。
2.モバイル機器に適した低消費電力化を達成
モバイル機器に搭載される機能の増大が進んでおり、チューナモジュールには更なる低消費電力化が要求されています。今回新開発の「チューナRF IC」は、通常動作時の電力低減(当社従来品比:約25%減)に加えて、電波の受信状況が良好な環境下では、適切な回路動作に制御することで消費電力を低減できるモード(当社従来品比:約30%減)を新たに備えています。本ICの機能を受信環境の状態に応じて「OFDM復調LSI」と一体で制御することにより、トータルとして低消費電力化が図れ、ワンセグ放送の視聴時間の拡大に貢献します。
3.ダイバーシティ方式を小型モジュールサイズで実現
従来は「チューナRF IC」1個と「OFDM復調LSI」1個から構成される受信回路(1系統回路)が主流です。市場からはさらなる高感度を実現するチューナモジュールが望まれています。このような中当社では、業界で初めて、「チューナRF IC」2個と「OFDM復調LSI」1個を最適配置しワンパッケージ化した新構造のチューナモジュールを開発しました。高感度受信が可能なダイバーシティ方式の小型モジュールで、セットにおける実装面積の省スペース化が図れ、各種機器の小型設計に貢献することができます。
【回路ブロック図】

【基本仕様】

【用語説明】
- [1] ワンセグ放送
国内地上デジタル放送は複数のセグメント(1セグメントの帯域幅:6/14MHz)より構成され、1セグメントを用いた携帯端末用サービスが実施されています。この1セグメントを利用して、モバイル機器で地上デジタル放送を受信するための放送方式のことです。
- [2] デジタルチューナモジュール
上記のデジタル放送を受信するために用いられる高周波受信部分と、その信号を後段の信号処理が可能な状態に変換する機能を提供するモジュールのことです。
- [3] ダイバーシティ受信方式
入力回路系統を複数装備し、各系統のアンテナから入力される信号を合成して復調する方式です。それぞれの系統の受信信号を合成して復調する為、より安定した受信信号を得ることが可能になります。
- [4] アーキテクチャ
建築学において建築の様式のことですが、ここでは、回路ブロックや、ICに用いる機能・構成形式をさします。
- [5] キャリア
音声・映像信号を送るために、その信号を重畳させて搬送するための信号(キャリア)のことを示します。
- [6] OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)
多数の搬送波を用いて変調・多重を行う伝送方式の一つです。欧州や国内の地上デジタル放送の伝送方式に使用されています。
- [7] 所要C/N(Carrier to Noise ratio)
受信限界に於ける信号レベルとノイズレベルの比を表す(単位[dB])。この値が小さいほど受信機の性能が良好です。
以上
