地上・BS・110度CSデジタル放送受信用一体型ユニット(TTM11J)

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2007年2月14日
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社

機器の小型化・高画質化・省電力化に貢献

「地上・BS・110度CSデジタル放送受信用
一体型ユニット(TTM11J)」を製品化

地上・BS・110度CSデジタルの3波放送を受信

世界最薄 マイクロスピーカ (約262KB)

新製品

パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社[社長:北代耿士]は、小形・低消費電力で高感度を実現した「地上・BS・110度CSデジタル放送受信用一体型ユニット(TTM11J)」を製品化しました。

製品名 地上・BS・110度CSデジタル放送受信用一体型ユニット(TTM11J)
品番 ENA94F**BTF
サンプル価格 10,000円/個
量産対応時期 2007年5月
月産数量 100,000個/月

市場では、地上・BS・110度CSデジタル放送受信対応のテレビセットが急激に増えつつあります。このような中、当社では、既に3波放送[1] をひとつで受信できるユニットを製品化していますが、今回、さらなる小形化、低消費電力化、高感度化を実現した新製品を開発しました。


特長

1.3波放送受信機能の一体化で機器の小型化に貢献

容積29cc 当社従来品(※)比:約20%減

2.地上デジタル受信の高感度化により機器の高画質に貢献

所要C/N[2] 19dB 当社従来品(※)比:0.5dB改善

3.BS・110度CSデジタル受信の多波妨害[3] 耐性に優れ機器の高画質に貢献

BS1/ND24TLIT 比[4] -33dB 当社従来品(※)比:5dB改善

4.低消費電力化で機器の省電力、長寿命化に貢献

消費電力1.8W 当社従来品(※)比:25%減

(※) 当社「地上・BS・110度CSデジタル放送受信用一体型ユニット(TTM7J)」

【用途】

デジタル民生機器(プラズマテレビ、液晶テレビ、DVDレコーダー、セットトップボックス、パソコンなど)


問合せ
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社 モジュールビジネスユニット
プロダクツマーケティング総括部 対内営業チーム 廣瀬明彦
 電話:0585-36-2317(直通) FAX:0585-36-2305
 ホ−ムペ−ジURL:http://www.panasonic.co.jp/ped/


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【特長の詳細説明】

1.3波放送受信機能の一体化で機器の小型化に貢献

当社では、既に3波放送受信ユニット(以下TTM7J)を製品化しています。2番組同時録画や2画面機能を持つセットは、ダブルチューナモデル(TTM7Jを2台搭載)となりますが、この場合、当社のアンテナ分配ユニット[5] を取り付ける必要があります。このため、製品長さ(横幅)が125mm(TTM7J:85mm +アンテナ分配ユニット:40mm)と長く、セット設計時の課題となっていました。またアンテナ分配ユニットへの電源供給にはセット内部で電源供給ケーブルが必要でした。これらを解決するため、今回、小型パッケージ新復調LSI を採用、更に高密度実装技術を駆使し、端子の2mmピッチ化(TTM7J:端子ピッチ2.5mm)を進めることで、製品長さ(横幅)70mm(アンテナ分配ユニットと合体した場合110mm)を実現しました。また、TTM11J本体からアンテナ分配ユニットに直接電源供給できる機能を持たせており、電源供給ケーブルが不要となります。本製品の採用により、セットの小型化とともに、セット設計の合理化に貢献することができます。

2.地上デジタル受信の高感度化により機器の高画質に貢献

各種機器の高画質化を図るためには、高性能の受信ユニットが要求されています。しかしながら実際に電波を受信する環境下では多くの妨害が発生するため、画質の劣化につながるという課題がありました。これを解決するため、新開発のチューナICを採用するとともに当社独自の高周波設計技術を駆使し、妨害耐性の改善を図りました。また特長1で述べた高性能の小型パッケージ新復調LSIの採用と独自高周波回路の導入により低NF[6] を実現し、所要C/N は19dB(TTM7J 比:0.5dB改善)を確保しました。これにより、電波状況の悪い場所でも美しい映像を再生でき、セットの高画質化に貢献することができます。

3.BS・110度CSデジタル受信の多波妨害耐性に優れ機器の高画質に貢献

マンションなどの集合住宅ではケーブルロス、分配器ロスなどの影響で、多波妨害が発生、特にCSチャンネルを受信する際に、受信性能が劣化するという課題がありました。これを解決するために、新衛星用ダイレクトコンバージョンICの採用と独自の高周波回路を駆使することで、BS1/ND24TILT比は-33dB(TTM7J比:5dB改善)と多波妨害性能を改善しました。これにより、信号条件の悪い集合住宅などの環境でも問題なく受信可能となり、セットの高品質化に貢献することができます。

4.低消費電力化で機器の省電力、長寿命化に貢献

本製品は、各チューナ部において回路の簡素化、特長2、3で述べた新開発のチューナIC、ダイレクトコンバージョンICを採用することで、TTM7Jに比べ、消費電力を抑えました。また復調部においても小型・低消費電力の小型パッケージ新復調LSIの採用により低消費電力化を図りました。これにより各種機器の省電力化、長寿命化に貢献できます。

【基本仕様】


【ブロック図】


【用語説明】

[1] 3波放送

国内地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送のことを指す。

[2] 所要C/N(Carrier to Noise ratio)

受信限界に於ける信号レベルとノイズレベルの比を表す(単位[dB])。
この値が小さいほど受信機の性能が良い。

[3] 多波妨害

BS放送、CS放送における周波数の相互干渉のことで、受信性能の劣化の原因になる。
特にCSチャンネル受信時に、BS放送より周波数の高いCS帯の信号レベルが下がり、受信性能が劣化するという現象がある。

[4] BS1/ND24TLIT 比

BS/110度CSの信号に於いて、BS1チャンネルの信号とND24チャンネルの信号のレベル比(単位[dB])。この値が大きいほどBS放送とCS放送の多波妨害改善に優れ受信機の性能が良い。

[5] アンテナ分配ユニット

アンテナから受信した電波を、各々のユニットに分配する機能をもつ装置のこと。

[6] NF(Noise Figure)

増幅器で発生する雑音の量を表す指数(単位[dB])。NFの値が小さいほど受信機の感度が良い。


以上