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業界初 ひとつの部品で電磁波ノイズ、静電気の両対策を同時に実現

信号ライン用「チップ形EMI/ESDフィルタ」を製品化

携帯電話、パソコン、AV機器などの信号ラインに最適

信号ライン用「チップ形EMI/ESDフィルタ」 (約188KB)

新製品

パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社[社長:北代 耿士]では、携帯電話等の信号ラインの電磁波ノイズ(EMI)対策と静電気(ESD)対策に最適な信号ライン用「チップ形EMI/ESDフィルタ[1]」を製品化しました。

製品名

チップ形EMI/ESDフィルタ (2012サイズ:4連アレー)

品番

EZJL217001
(カットオフ周波数170MHz、バリスタ電圧13V)

EZJL228001
(カットオフ周波数280MHz、バリスタ電圧18V)

量産開始

2006年4月

サンプル価格

30円/個

月産数量

500万個/月

携帯電話等の信号ラインでの電磁波ノイズ対策部品、静電気対策部品には、さらなる小形化と、ノイズ対策効果や信号の伝送品質の向上が望まれています。今回当社では、業界で初めて、ひとつの小型素子(2012サイズ;縦2.0mm×横1.25mm×高さ0.65mm)で電磁波ノイズ、静電気の両対策ができる「チップ形EMI/ESDフィルタ」を製品化しました。



特長

1. 業界初(※1) EMIフィルタ[2] とバリスタ[3] のワンパッケージ化で
信号ラインの電磁波ノイズと静電気の両対策に最適

2012サイズにEMIフィルタ(4回路)とバリスタ(4素子)内蔵

2.分布定数型[4] 設計により、ノイズ除去の広帯域化を実現
カットオフ周波数[5] :

EZJL217001:170MHz〜6GHz、EZJL228001:280MHz〜6GHz

3.優れたパルス応答性[6]で高い信号伝送品質を実現

信号パルス: 25MHz(Typ.)

4.優れた静電気抑制効果と安定した信頼性を実現

静電気耐量[7] :8kV


(※1) 2006年2月21日現在 「ノイズ対策部品」「静電気対策部品」として(当社調べ)

【用途】

携帯電話、パソコン、AV機器等の信号ラインの静電気対策、ノイズ対策


問合せ

パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社

コンデンサビジネスユニット PM総括部 川中

TEL:0774-31-7366 FAX:0774-33-1504

パナソニック エレクトロニックデバイス北海道株式会社

工場技術課 佐々木

TEL:0123-22-8758 FAX:0123-22-1261

ホ−ムペ−ジURL:http://panasonic.co.jp/ped/



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【特長の詳細説明】

1. 業界初 EMIフィルタとバリスタのワンパッケージ化で
信号ラインの電磁波ノイズと静電気の両対策に最適

携帯電話等では、高密度実装化やICの高集積化により電磁波ノイズ対策、静 電気対策の必要性が強まっています。一般に信号ラインでの対策には「EMIフィルタ」と、「バリスタ」等の静電気対策部品、または単品部品(コンデン サ、コイル、抵抗器)等が使われており、さらなる小形化が困難でした。また、 配線パターンの複雑化により、インピーダンス[8] の乱れや損失の増大を引き 起こすため、ノイズ対策効果や信号の伝送品質の悪化を招く課題もありまし た。このような中、今回、当社独自の『低誘電率セラミックバリスタ材料』 と『積層体の構造形成技術』を開発、業界で初めて小型素子(2012サイズ) 内へEMIフィルタ(4回路)とバリスタ(4素子)のワンパッケージ化に成 功しました。これにより、本製品ひとつで信号ラインの電磁波ノイズ、静電 気の両対策を実現できます。


2.分布定数型設計により、ノイズ除去の広帯域化を実現

従来の静電気対策部品(集中定数型[9] のバリスタやツェナーダイオード等) は、数十〜数百MHzで自己共振するため、高周波帯域の電磁波ノイズへの適 用は困難でした。本製品では、高周波帯域での伝送に適する分布定数型フィ ルタを内部形成、広い減衰帯域(カットオフ周波数 EZJL217001:170MHz〜 6GHz、EZJL228001:280MHz〜6GHz)の「EMIフィルタ」機能を実現しました。これにより各種携帯電話のキャリア周波数のみならず多様な高周波帯域(GHz帯域)までのノイズ対策が可能です。


3.優れたパルス応答性で高い信号伝送品質を実現

従来の電磁波ノイズと静電気対策では、ノイズ対策回路からの出力信号の波形歪やリンギング[10] の影響で、パルス応答性の確保が困難でした。今回、低歪でリンギングレスに優れる「EMIフィルタ」と静電気抑制効果に優れる「バリスタ」の一体化構造により、出力波形に歪がなく優れたパルス応答性(信号パルス25MHz)を実現、信号伝送品質の向上に貢献します。


4.優れた静電気抑制効果と安定した信頼性を実現

本製品では、セラミックバリスタ材料中で静電気抑制回路を形成することで、8kVの静電気を数百Vまで抑制でき高い保護効果が得られます。また、温度や湿度、あるいはヒートサイクルなどの耐環境性について、長期的に高い信頼性を確保できます。さらに、端子電極は独自開発のメッキ処理技術により、ニッケル(Ni)/錫(Sn)メッキを施し鉛(Pb)フリー化を実現、欧州連合(EU)のRoHs指令に対応しています。


【基本仕様】

サイズ

2012

2012

品番

EZJL217001

EZJL228001

形状(mm)

縦2.0×横1.25×
高さ0.65 0.10

縦2.0×横1.25×
高さ0.65 0.10

カットオフ周波数

170MHz

280MHz

最大許容回路電圧※1

DC5V

DC10V

バリスタ電圧※2 @1mA

13V

18V

静電容量 @1MHz

30pF(typ.)

18pF(typ.)

静電気耐量
@IEC61000-4-2

8kV(接触放電)
■レベル4(最高レベル)

8kV(接触放電)
■レベル4(最高レベル)


※1)最大許容回路電圧:バリスタに連続して印加できる電圧の最大値のこと。
※2)バリスタ電圧:バリスタに直流電流(CmA)を流したときのバリスタの両端子間電圧のこと。
VcmA又はVcと表し、一般的に直流電流1mAで測定される。


【用語説明】

[1] チップ形EMI/ESDフィルタ

「EMIフィルタ」と「バリスタ」とを一体化させた部品。電磁波ノイズと静    電気の対策がひとつの部品で可能になる。

[2] EMIフィルタ

電磁波ノイズ対策部品のひとつ。一般にコイルやコンデンサなどで構成されたローパスフィルタであり、ICやアンテナなどから輻射される不要な高 周波成分の除去に用いられる。

[3] バリスタ

静電気対策部品のひとつ。一定の電圧値になると電流が流れる半導体セラミックスのこと。ノイズや異常電圧、静電気などが原因でおこる機器の破壊・誤動作を防止する役割をもつ。

[4] 分布定数型

構造上の概念であり、ストリップラインや同軸線路で構成された素子や回路を分布定数型と呼ぶ。高周波帯域(GHz帯域)での伝送に適する。

[5] カットオフ周波数

伝送特性(S21)において、-3dB減衰したときの周波数を指す。カットオフ周波数より高い周波数成分は阻止されて出力されない。

[6] パルス応答性

フィルタへ入力した信号パルス成分と出力波形の変化のこと。パルス応答性が良いと出力波形に歪などが生じないため、高い伝送品質が得られる。

[7] 静電気耐量

静電気が電子機器に放電すると誤動作や破壊を起こす場合があり、人体から放電する静電気の大きさは、国際規格IEC6100-4-2で規定されている。「静電気耐量」とはこの規格に対するバリスタの耐性を示す。

[8] インピーダンス

回路に交流電流を流した際に生じる抵抗(交流抵抗)。

[9] 集中定数型

構造上の概念であり、一般にコンデンサ、コイル及び抵抗で構成された素子や回路を集中定数型と呼ぶ。

[10]リンギング

複数の信号が入力側、出力側を繰り返し往復し、波形が振動する現象のこと。リンギングが発生することで信号の波形が乱れ、それに伴い信号の誤作動が発生する場合がある。

以上